よく使う白いろうそくは”洋ろうそく”だった⁉ 和ろうそくと洋ろうそくの違いとその使い分けとは。


ろうそくを使用する場面を思い浮かべると、誕生日ケーキの上に飾ったり、お仏壇に供えたりという方がほとんどではないでしょうか。一方で、アロマ効果のある香りの付いたキャンドルなどもよく見かけるようになりました。そんな炎がゆらめく綺麗なろうそくは、そもそも和・洋の違いがあるというのはご存知でしょうか?
全て一括りでろうそくだと思っていた僕には、とても驚きがありました。
今回は、そんなろうそくについて知らなかったこと、ろうそくを供える意味などをレポートします。

【紹介】

M(女性)さん
木谷仏壇高松本店の女性社員(入社6年目)。
優しく思いやりがあって、とても丁寧な対応。

高原(男性)
香川大学経済学部卒。
留年の危機に苛まれるが、2018年3月無事卒業。
with cafe特派員として活動中。

「ろうそくには、実はこんなに種類があります!」

僕の中でろうそくといえば、誕生日に火を吹き消すもの、お仏壇に供えるものという大きく二つのイメージがあるのですが、他にはどんな使い方があるのでしょうか?
「現在では、その使い方がメインかもしれませんね。あとはアロマキャンドルなどが、癒し効果を求めて焚かれることがあります。ただ、意外と知られていないのは、ろうそく(ロウソク)には何種類もあるということなんですよね」
ろうそくって一種類じゃないんですか?
「そうなんです。大きく分けると、洋ろうそくと和ろうそくの二つですね。洋ろうそくは、現在一般的に使われるろうそくのことです。一方の和ろうそくは、イグサに和紙で芯を巻き、そこにロウをつけて作る、職人手作りの一品物なんですよ」

そうなんですか!和ろうそくって手作りなんですね。どのような違いがあるのですか?
「大きくは二つですね。一つは、原料の違いです。洋ろうそくは石油からできているものが多いのですが、和ろうそくはハゼの実から採れる油などが原料になります。あとは、職人が作るか機械が作るかといった違いですね」
なるほど。お仏壇用のろうそくを並べてみましたが、同じ長さなら和ろうそくの方が太くてしっかりしています。こうして見ると、個人的には和ろうそくの方がかっこよく見えます。
「そうかもしれませんね。洋ろうそくより径が太いものが多く、灯した火も大きくなるので、ろうそくの綺麗な火がよく見えます。ただ、芯切りが必要なので、現在では芯が燃えつきる洋ろうそくの方が多用されています」

「あとは朱(しゅ)ろうそくというものもあります。和ろうそくの一種なのですが、七回忌以降の法事や11月から年始にかけて行われる浄土真宗の報恩講という法要の際に使われるろうそくです。他にも、仏式の結婚式などで使われる金箔を押したものや、葬儀で使われる銀箔を押したものもあるんですよ」
色にもそんなに違いがあるんですね…。驚きです。

ろうそくって何のために供えるの?

そういえば、数珠やお供え物にも意味がありましたが、ろうそくは何のために供えるのでしょうか?
「ろうそくには、周囲を清める、邪気払い、生きている側の煩悩を消す、さらにはご先祖様との架け橋になるなど、いろいろな役割があります」
いろいろあるんですね。
「そうなんです。要は”空間的にも精神的にも暗闇を明かりで照らしてくれる”ということだと思います。電気のなかった時代から考えると、ろうそくというのは周囲を照らす唯一の道具だったわけですから」
なるほど。確かに、電気がない時代においては、ろうそくは必要不可欠なものだったんでしょうね。
「そうですね。また仏教では、ご先祖様と私たちをつなぐ架け橋の役割を持つろうそくを灯し、お仏壇に手を合わせてご先祖様への感謝を伝えようという考え方もあります」

「アートのようなろうそく」

このろうそく、綺麗ですね。絵が描いてあるんですね
「はい、こちらは絵が描いてある絵ろうそくですね。ご進物としてご親戚の法事や葬儀などで持っていかれる方が多いです。綺麗ですよね。花の絵が描かれているのには理由があって、猛暑時や真冬など生花を手に入れにくい時にお供えいただくと代わりになるとされているからなんですよ。」
とっても綺麗で、芸術的です。火が灯るとより一層綺麗に見えるんだろうなあ。

「好物キャンドルという食べ物の形をしたろうそくもあります。故人様の好物をお仏壇に供えるためにお買い上げいただくことが多いですね。」

「葬儀から四十九日の法要までの間に火を絶やさないようにするための、ブロンマろうそくというのもあります。ハスの形をしていて、なんと16時間も火を灯し続けます」

「あとは燃焼時間が10分程の小さくて可愛らしいろうそくも。長時間燃え続けないので、朝の忙しい時間でも安心です」
ろうそくにこんなに種類があるなんて、驚きました。
「一般的にはあまり知る機会は少ないですよね。ですが実際学んでみると、ろうそくごとに特徴があって、知れば知るほど発見があり面白いです!炎も綺麗ですしね」
今度実家に帰ってみたら、お仏壇のろうそくをチェックしてみようと思います!
「是非、見てみてくださいね」


▲法要や喪中見舞などに贈られる進物用ろうそく

あとがき

今回は、ろうそくに関してお話を聞いてきました。
そもそもろうそくに”和”と”洋”があることすら知らなかった僕は、こんなに種類があるのか!ということにも驚かされました。

おじいちゃんやおばあちゃんは、こういうことにも詳しいのかも知れませんね。
実家に帰った時に聞きにいってみようかなあ。
もっと詳しくろうそくのことを知りたい!という方は、是非木谷仏壇に行ってみてください。「こんな時はこんなろうそくを」「このろうそくにはこんな特徴がありますよ」など、丁寧に教えてくれると思います。

「仏壇業界に興味がなかったけど、話を聞いてみたいかも!」
「あたたかい接客って魅力的だなあ」
と思った方は、With cafeのTwitterやHPのお問い合わせページからお声がけくださいね。
僕がそれまで持っていたイメージと、実際に行って、話して、体験してみるのとでは大違いでした。
ぜひ、木谷仏壇に興味を持ってくれると嬉しいです。

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